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やせ過ぎ:若い女性のあこがれだけど、怖い 死亡リスク倍増、骨弱く折れやすい
 生活習慣病予防のため、肥満改善に取り組む人が増える一方、やせている女性が増加している。ところが海外では、若い女性への影響を考慮し、やせ過ぎのモデルにショーへの出演を禁止するケースも出てきた。専門家が指摘するやせ過ぎの怖さとは。


 ■進むスリム化

 「太っていないと思う。でもやせたい」。茨城県内の女子大学生(20)は身長161センチ、体重50キロの標準的な体形だが、炭水化物を避けたり、特定の食物だけをとるなどの減量法を繰り返してきた。競技スポーツをしているので、体力が落ちるような極端な減量は最近避けているが、「テレビに出ている人はみんな細くてあこがれる。夏までにあと4キロ減らしたい」と話す。

 やせている若い女性が、ここ20~30年間増え続けている。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割ったBMI(体格指数)が18・5未満の「やせ」の割合は、20代女性の場合、84年は14・8%だったが、04年には21・4%と5人に1人を超えた。

 一方、男性は若年層でもほぼ横ばいで、30代は減少傾向にある。佐々木敏・東京大教授(社会予防疫学)によると、男女の傾向が逆になるのは世界的にも珍しいという。「やせた女性が増えているのは食習慣の変化によるのではなく、あこがれる体形の変化など社会的要因が大きい」と話す。

 具体的な因果関係は不明だが、肥満だけでなく、やせ過ぎでも死亡リスクが高くなる。国立がんセンターなどは、40~59歳の男女約4万人を対象にBMIと死亡率の関係を10年間追跡調査した。BMI23~24・9のグループを基準にすると、男女とも「14~18・9」「30以上」の死亡率はそれぞれ約2倍だった。

■減らすなら腹部

 またやせ過ぎが招く危険の一つに、骨密度の低下による骨折がある。米国で65歳以上の女性を対象に、体重と大腿(だいたい)骨骨折の関係を調べたところ、「とても軽い(57・8キロ以下)」グループは、「とても重い(73・3キロ以上)」グループより骨折した人が2倍も多かった。肥満で骨に負担がかかるよりも、やせ過ぎで骨密度が低下することの方が骨折の危険度を高めていたとみられる。

 肥満でもやせ過ぎでもない、健康な体を保つにはどうしたらいいのだろうか。大蔵倫博・筑波大講師(健康体力学)は「どうしても体重を減らしたいなら腹部を中心に。下半身は太めの方が心臓病につながる危険が少ない」と話す。

 大蔵講師らは、34~66歳の肥満の女性154人に減量プログラムに参加してもらい、脂肪が減った部位などを調べた。腹部の脂肪が減るほど高血圧、高コレステロールなど心疾患のリスクが改善した。一方、太ももなどの脂肪は減らない人の方がリスクが減少した。

■拒食症にも注意

 「やせ願望」の女性は多いが、3カ月以上標準体重の80%以下の状態が続き、月経がないのに異常と思わないようなら、拒食症の可能性もある。鈴木真理・政策研究大学院大教授(内科学)によると、拒食症は単なるダイエットの延長ではなく、心理的な原因があるため、心身ともに早期の治療が必要だという。

 鈴木教授は「過激な減量後のリバウンドは体が正常な証拠。やせ過ぎで無月経になると閉経後とほぼ同じ状態になり、放っておけば子供から一気におばあさんになってしまうようなもの。若々しい時代を失うことになる」と指摘する。

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 ◇低体重による体の異常(鈴木真理・政策研究大学院大教授による)

標準体重の80%以下 拒食症の診断基準

     75%以下 低身長、骨粗しょう症が悪化

     70%以下 最低限の日常生活のみ可能

           (スポーツ、重労働は困難)

     65%以下 通常の食事では体重増加が困難

     60%以下 低栄養による合併症のリスク増

     50%以下 低血糖で昏睡(こんすい)の危険

 ※標準体重(キロ)の計算方法

身長160センチ以上        :(身長-100)×0.9

  150センチ超~160センチ未満:(身長-150)×0.4+50

          150センチ以下:身長-100

例:160センチの場合は(160-100)×0.9=54キロ

(by Yahoo!ニュース)
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